
歯科で行う歯ぎしりや食いしばりに対するボツリヌス治療は「噛む」ための筋肉である咀嚼筋のうち「咬筋」に注射をして症状の緩和を図ることを目的としております。※側頭筋(耳の上辺り)には注射しませんのでご注意ください。
咬筋は下顎の「エラ」と呼ばれる部分にある下顎骨と頬骨にかかる板状の筋肉です。咬筋の発達している方ではエラを触りながら強くかみしめると筋肉の盛り上がりを感じることができます。
ボツリヌス注射により歯ぎしりや食いしばりを全くしなくなるということはありませんが、筋肉自体の働き・収縮を緩めることができるので、結果として歯ぎしりや食いしばりによる力の影響を少なくすることが期待できます。
また、ボツリヌス注射を行うことで夜間の歯ぎしりや食いしばりをする回数(頻度)を少なくする効果や顎周囲の痛みを和らげる効果があるという報告もあります。
日常生活においては「咬む」筋力が低下するため固いものが少し噛みにくくなり(顎が疲れやすくなり)ますが、側頭筋など他の咀嚼筋がありますので全く噛めなくなるということはありません。
※咬筋ボツリヌス療法は美容目的ではありません。歯科治療です。
こんな方はご相談ください

歯ぎしりや食いしばりなどが原因で咬筋が肥大することにより、
歯が欠ける、すり減る、マウスピースが割れるなどの悪影響を及ぼします。
中には、頭痛、肩こり、首こりなどの症状を訴える方もいらっしゃいます。
咬筋の強さは、他の人と比較ができないため自覚症状がない方がとても多いです。
簡単にチェック出来ますので、ご相談ください。
歯科医院では口腔内を診察することにより、更に詳しく調べることができます。

下記治療を受けたことのある方は、咬筋力のチェックをお勧めします。
〇補綴物 (銀歯など)
〇インプラント
〇神経治療
〇知覚過敏
〇頭関節症
- 顎関節所の緩和(顎が鳴る・口が開かない・顎が痛む)
- 就寝中の歯ぎしりの緩和
- 歯ぎしりによる歯の摩滅(すり減る)抑制
- 咬合圧による歯やマウスピースの損傷
- 食いしばりの緩和
- 食いしばりで起こる肩こり、頭痛などの改善
- ガミースマイル改善、口角拳上など
咬筋ボツリヌス治療の施術の前には、必ず術前検査を行い、口腔内に虫歯や歯周病などのトラブルがないか確認し、問題があった場合は先に治療を進めます。
トラブルがなかった場合でも、歯のクリーニングや清掃で余分な汚れの除去を行い、充分な効果を発揮できるよう施術の準備をします。


