インプラント治療とは、失ってしまった自分の歯の替わりに、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を作製して噛み合わせを回復する治療法です。固定性であるためガタついたりせず、自分の歯のように噛めるようになります。
インプラント治療を行うことで、治療後の噛む機能が改善され、慣れるまでは多少違和感を感じることもありますが、その期間を過ぎれば、自然の歯に匹敵する機能が得られます。
人が物を噛むときの力は、想像以上に大きいものです。丈夫なインプラント(人工歯根)なら、天然歯の歯根と同様に機能します。また歯冠の色や形も、優れた歯科技術によって、自分の歯と同じように作ることが可能です。
又、インプラントにする一番のメリットは残存している歯に支持を求めない事です。義歯やブリッジでの治療法は、支えとなっている歯を経年的に歯周病やむし歯に罹患させてしまう可能性があります。
No.1
残っている自分の歯は健康に保つ
No.2
天然歯とほぼ同等の力で噛める
No.3
快適に生活できる
No.4
入れ歯のストレスがない
No.5
天然歯と見分けがつかない
インプラント治療ではまず、100%に近い純チタンまたはチタン合金でできた人工歯根(インプラント体)を歯のなくなった部分の骨に埋め込み、抜いてしまった歯の根の代わりを作ります。その上に差し歯の要領で歯を作っていきます。もう一度ご自分の歯を作るようなものですから、噛み心地はほぼご自分の歯と同じです。
人間の歯には、毎日とても大きな力が加えられています。お食事のとき、運動をするときなど、日常生活の中で歯は身体を安定させ、維持するためにたくさんの役割を果たしているのです。何らかの原因で歯を抜くことになってしまった場合、インプラント治療が確立する最近まで、それらの大きな力を支える代替は、残っている他の歯に頼るしか方法がありませんでした。
しかし、それだけの力を他の歯で補うのは、リスクも多く、最終的にはその他の歯も失うという結果になってしまった、という経験を持っている方も多くいることでしょう。インプラント治療は、歯を失った部分のみを治療する方法ですから他の歯に侵襲を加えることはありません。
そして、しっかりと固定された、硬いものも咬むことのできる歯を回復することができるのがインプラント治療です。ただ、普通の歯科治療と異なり、人工歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込むことが必要となりますので、きちんとした知識と技術を持ち、設備もしっかりとした当クリニックにお任せ下さい。
日本国内で80万人以上がインプラントを受けたと言われておりますが、似たような外科処置である抜歯と比べるとはるかに少ない数です。
ご自身のまわりで経験者が少ないと思いますので、知らないことへの恐怖は多いはずです。
ましてや、外科処置が必ず必要になるので知識や技術、経験の差が大きいのではないかと不安に思うのは当然でしょう。
とはいっても、失った歯を補う方法として、健康な歯を失わずにできる唯一の治療法です。安心・安全を担保した状態でのインプラントが大切です。
また、最近ではインプラント治療とひとことに言っても、さまざまな治療法が確立されています。
そして、患者さんの希望もさまざまです。
「一日で歯が入るようにしてほしい。」
「総入れ歯をインプラントに変えてほしい。」
「骨が少ないと言われたがインプラントにしてほしい。」
「無痛治療にしてほしい。」
などなど、
インプラント治療を希望する患者さんが増えている中、患者さんのニーズも多様化しています。
当院では、スタンダードなインプラント治療から患者さんが希望する知識や技術、経験が必要なインプラント治療にもインプラント専門医が対応しています。
また、セカンドオピニオンとしても機能しています。他医院で断られてしまった患者さんでも私たちが解決の糸口を見いだせるかもしれません。
お困り事がありましたら、ご相談ください。
歯科用CTはインプラント治療に不可欠なものとなっております。インプラント治療を行う際にはインプラントを埋め込む部分の顎の骨の状態を立体的に把握しておく必要があります。
歯科用CTは口腔内の状態を3次元の画像で撮影できるため、顎の内部の構造(骨の高さ・厚み)、神経の位置確認はもちろん、骨密度なども把握する事ができます。立体的かつ精密な画像と詳細な情報をもとに、治療前の正確な診査診断が可能となります。
CTスキャンデータを用いて、3Dシミュレーションソフト上でインプラントの埋め入れ位置を設計いたします。その設計データをもとにインプラント埋め入れガイド「サージカルテンプレート」を作製いたします。このガイドにはあらかじめシミュレーションで算出したインプラントの種類、入れる場所、角度などが正確に記録されております。
手術はこのサージカルテンプレートを歯肉に装着し、あらかじめシミュレーションで算出したインプラントの種類、入れる場所、角度などが正確に記録されておりますので、安心、確実なインプラント治療を提供できます。
当院のインプラント治療の特徴として、痛みや腫れを極力少なくするため工夫を行っています。
その1つの取り組みが「静脈内鎮静法」です。
静脈内鎮静法とは、オペ中の恐怖心を和らげることを目的とした麻酔です。麻酔後はウトウトと眠っているような状態で手術を受けることができます。また、インプラントオペや全身疾患の処置に長けた麻酔科医が見守っている状態で進めていきます。
インプラント治療を受けたくても、歯科医院選びに困っている人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
患者さんが医師の技術や知識を見極めるのは大変難しいと思います。
その一つのポイントとなるのが「チーム医療」が組まれているかどうかです。
私たちは、なるべく患者さんが安心してインプラント治療を受けていただけるよう、複数の医師、スタッフが診断・治療に携わるチーム医療体制を整えております。
一人ひとりの患者さまに合った治療は、担当歯科医の力だけでは成り立ちません。当院では、優れた医療スタッフがプロジェクトを組み、患者さまと三位一体となったチーム医療を実践しています。
1人の患者さんに対して、インプラント専門医や矯正専門医、麻酔専門医、歯科衛生士、審美歯科に特化した技工士など、優秀なスタッフが携わります。各専門分野のエキスパートが連携し、協力し合いながら治療を行っていきます。
治療が始まると各分野の専門家が一つのプロジェクトチームを組み、意見を交わしながら診療方針や治療計画を決定します。さまざまな見地から治療方法を検討していくことで、治療の質が向上し、満足のいく治療へとつながります。
私たちが考えるチーム医療とは、単に各分野の専門家が集まり、高いレベルの治療を患者様に提供するだけではありません。もちろん高いレベルの治療をご提供することは医療人として当然ですが、それだけでは「チーム医療」とは言えません。
「本当のチーム医療」とは、質の高い治療をチームで提供するとともに、その質を維持させるための院内体制を構築させ初めて達成されます。